2016年6月19日日曜日

6/19 カンチャナブリ レース

WTJ Thailand Amateure Tour Kanchanaburi by Bangkok Airways
【優勝】

3週連続レースの2週目、カンチャナブリでレース参戦。
World Travel Joyという旅行代理店が主催する全4戦シリーズ戦の第1戦。五つ星ホテルが会場だったり、豪華賞品だったり、何かとお金のかかっていそうなレース。一方で前日受付必須とか、でも代理は可だけど委任状出せとか、ID/パスポート絶対見せろとか、タイにしてはいろいろ小うるさいw そんなところが敬遠されたか、意外に参加者は少なく、全体で200名、50代クラスに至ってはたった10名のエントリー。とはいえ前回一緒に逃げたトニーの他、ロッブリーで差されて負けたPとか、友人のSとかいて油断できない。
コースは標高差150~200mのピーク3つを含む109㎞。そこでぼくのかんがえたさいきょうのさくせんは、じょばんでしか(いかry

今回BJCCレース部からの参加は4名。自分以外の3名はオープンクラスで参戦するどMである。
さわでぃーかっぷ

さて、スタートラインに並ぶと5人しかいねーし。しかもトニーもいない。任期満了でアメリカに帰国したらしい。うむむむふははははは。PとS以外の2人はよくわからんが、多分問題ない。これは勝つしかない。

たった5人でも他のクラスと混走にせず、マーシャルのモーターサイ(バイクな)が3台もついてローリングスタート。6㎞地点で踏切を渡ったらアクチュアルスタート。いきなりプチ上り坂なので軽く上げつつ様子見。一瞬さいきょうのさくせんが頭をよぎるが流石に自重する。

サイクリングペースでPとSとの3人で回す。あとの二人はついてくるだけ。やはり平坦では図体のでかいPに一利あるようだ。ヤツが前を牽くと若干だがペースが上がる。Sはブルべにも出たりして長距離が得意。実際昨年のラヨーン140㎞のレースではハンガーノックと熱中症寸前でボロボロになった自分を尻目にスタコラと4位に入っている。今日も日差しが強く暑くなりそうなので下手な仕掛けで自滅したらヤラれるかもしれん。

そんなことを考えながら1つ目のピーク。前に出て自分のペースで刻んでいく。P、Sの順でついてきてるようだ。じわじわ上げながら中ほどまで来たときPのぶは~という逆噴射する声が聞こえた。どうする?一気に突き放して逃げるか?いや二人で回されたら絶対追いつかれる。この後下り+平坦で30㎞もあるしな。で、ギリギリついてこれそうなペースに落として上っていく。というか意外に上りなげーよ、ツカレタ。

これで2人切れて3人になった。途中の交差点でほかのサイクリングイベントと交差してちょっと待たされたり、タイガーテンプル(虎がうりものの寺だが、虐待してるとかで捜査が入ったとこ)の前を通って淡々と進んでいきながらいろいろ考える。

誤算1:暑い。天気予報は当たらないので見てないが、先週のうす曇りと違ってドピーカン。ぐんぐん気温が上がってる。BJCCジャージは黒で暑いのだ。
誤算2:水補給。大概のレースはマーシャルバイクが水のボトルを積んでていつでももらえる。今回は30㎞ごとの補給所だけ。1ボトルにしたのは失敗か。冷却のためのかぶり水もできないしな。
誤算3:コースプロフィール。3つピークがあるので気にしてなかったが、平坦が長い。特にゴールまでの40㎞は下り基調&直線で見通しがきく。視界にとらえられると追いつかれる。それくらい平坦ではPに分がある。

さてどうするか?3番目のKOMのピークで勝負だと十分なマージンが取れそうにない。2番目のピークで行くか。幸い2番目と3番目の間はそんなに距離がないので差は詰められないはず。

50km過ぎの2番目のピークに向けた上りでアタック開始。Pはピッタリつけてくる。アップヒルの中間ぐらいでいったん斜度が緩んだところでダンシングでさらに加速。Pのぶは~という逆噴射が聞こえるが今度は緩めないでそのまま突き放す。ピークで確認すると100mくらいは差がついたか。

ここから一気に下って上り返しのKOM。ちょ・・・これキツイ。コースマップでは最大でも15%だけど20%はあるぞ。インナーロー(34-28)でも蛇行しないようにするのが精いっぱい。目いっぱい踏み込まないと立ちごけしそうなのでパワーを落とせない。思いっきり脚を削られてなんとかクリア。そのあとも上りは続く。ちょっとペースを落とすが心拍が下がらない。さっきの激坂でオーバーヒートしてるのか。

下りにはいっても少し頭がぼーっとしたまま、軽い熱中症かもしれない。水の量に不安を覚えながらも少しずつ飲んだり首にかけたりしながらひたすら距離を稼ぐ。時々後ろを見てついてきてないことを確認。残り30㎞あるが、もう200Wすら出せない。とにかく距離と時間をにらみながらこれ以上たれないようにするだけ。

残り4㎞で右折。後ろに見えないことを確認して勝利を確信。最後はちゃんとジッパーをあげてガッツポーズでゴール。はひ~、キツかった。

WTJ Thailand Amateure Tour Kanchanaburi
Men 50+ Winner!!
Time 3h21m04s

優勝賞品はバンコクエアのタイ国内往復航空券。ちなみに2位はルディのメット、3位は・・・たぶん工具セット。3位まではバッグももらえる。

終わってみれば2位のPとは6m29s、3位のSとは15m58sの差がついていたけど、60㎞一人逃げ、しかも熱中症なりかけということで、先週のレースより精神的にキツかった。

来週はまたラチャブリーでレース。3週連続優勝を目指すのだ。

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